小規模法人が口座開設すべき銀行・証券会社

銀行

マイクロ法人等の小規模法人が会社設立時にまず口座開設すべき銀行はどれかが問題になります。

結論としてはペイペイ銀行かGMOあおぞらネット銀行の二択です

なぜかというとこの二つの銀行はネット系の銀行であるにもかかわらずペイジーという税金や社会保険料などの公共料金を支払うシステムに対応しているためです。

逆に言うとこの二つのネット銀行以外のネット銀行はペイジーが使えないため税金などの公共料金を払うことができません。意外かもしれませんが住信SBIネット銀行は2023年2月現在ペイジーに対応していません。

その場合、メガバンクや信金などの他の金融機関で別途口座を開かなければなりません。そうすると普段ネット銀行に資金があるのにも関わらず納税などのために口座間の資金移動が必要となり手数料が無駄にかかります。また資金移動のための手間も増えます。

なお、クレジットカードで税金を納付することも可能ですけれどもクレジットカードの場合は手数料がかかります。そしてこの手数料はクレカのポイントよりも高いことが通常です。

証券会社

証券会社の口座開設は銀行の口座開設に比べると少々ハードルが上がります。

多くの証券会社の法人口座開設においては、固定電話番号が必須であったり会社の設立から一年以上経過していることなどのかなり小規模法人にとってはハードルが高い条件が設定されています。

特にバーチャルオフィスなどを使っている場合はかなりハードルが高くなってしまいます。仮にネット系の証券会社であったとしてもこれらのハードルは高いです。

その中でも比較的口座開設がしやすいと考えられるのが岡三オンライン証券です。

岡三オンライン証券は法人口座開設の受付基準をホームページではっきりと公表しており基準が明確です。その中で唯一ネックになりそうなのが「法人設立登記から一年以上経過していること」という点だけです。バーチャルオフィスや固定電話がない会社であったとしても口座開設が可能です。

もしマイクロ法人などを使って資産運用を考えている方がいらっしゃった場合は証券会社の口座開設必須となります。その時に岡三オンライン証券を検討してみることをお勧めします。

関連記事

  1. complaint 比較ビズ記事 【完全保存版】税理士の7つの探し方 | 税理士選び…
  2. 年間20万円以下の副業所得、為替差益、暗号資産売却益の確定申告
  3. 新NISAの登場で株式投資法人のメリットが減少
  4. baby 社会保険料の更なる増加の兆し
  5. 仮想通貨 ビットコイン 米国で暗号資産ETFが承認
  6. サラリーマンが副業をマイクロ法人にすることの是非
  7. 証券口座の画面 バーチャルオフィスのデメリット2.証券口座の開設が難しい
  8. 副業300万円問題改正中止と新基準

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


著者:税理士 鈴木 康寛

マイクロクラウド会計事務所所長似顔絵

大手監査法人在籍中に上場準備企業に出向して上場準備業務に従事、上場に成功。その後、上場企業の財務経理部門を経て独立開業する。自らもマイクロ法人を設立した経験を活かし『全ての人にマイクロ法人を』をモットーにマイクロ法人の素晴らしさを啓蒙中。

最近の投稿

PAGE TOP