税理士の年齢構成
下記の日税連のサイトによると、税理士の年齢構成は、半分以上が60歳以上となっています。
税理士のおよそ54%が60歳以上です。
80代が10%もあります。
20代と30代の合計は10%程度しかありません。
page-0017.pdf (nichizeiren.or.jp)
他の士業との比較のデータを持ち合わせていませんがこのような年齢構成の士業というのはかなり珍しいのではないのでしょうか。
ここで税理士事務所と契約がある方は一つ疑問に思うことがあると思います。
実際に自分が関わっている税理士事務所の担当はそんなに歳をとってる人ばかりというイメージがないと思います。
普段接する会計事務所の担当者というのは、ほとんどのケースで20代30代という人が多いのではないでしょうか。
これは、一般的な会計事務所において資格を持っている先生というのは、オーナーあるいは幹部であり、経営に携わって現場の実務をあまりやらない一方で、現場の担当は無資格の若手20代30代で回されているという実態が根底にあります。
本来無資格の補助者スタッフは税金に関するアドバイスを行うことができないのですが、現実的には有資格者の先生の監督下で業務が行われるという名目のもと許容されています。しかし、例えば医療現場において、医師免許を持っていない看護師が、医師の指導の下でメスで患者を切っていいはずはないです。納税者の利益を保護する厳密な運用が税理士業界においても本来は必要だと思います。そのためには、今のように試験を難しくするのではなく、より簡単にして間口を広くすることが必要だと思います。その上で試験に合格した者にだけお客様に税務アドバイスをすることを許可するという本来の姿にするべきだと思います。
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