RPA(ロボティックプロセスオートメーション)に未来はあるか

robot

RPAとは、ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)のことで、ソフトウェアロボットによる作業の自動化のことです。

数年前からよく使われるようになった言葉ですが、実際のところ使ってみたという方はそれほど多くはないのではないでしょうか。

私はUiPath(ユーアイパス)というソリューションでRPAを体験したことがあるのですが、その経験からRPAの未来について考えてみたいと思います。

結論から言うと、RPAの未来はあまり明るいものではないと考えています。

というのも、RPAはその仕様上、画面上のボタンの配置や構成をロボットが記憶しているわけなのですが、画面のインターフェースが変わってしまうと動かなくなるという欠点があるからです。

ロボットは記憶した画面の配置を元に順番に手順を実行していくので、「記憶した位置にボタンがない」となってしまった場合、動きがストップしてしまいます。

人間であれば、多少ボタンの配置が変わったとしても「どうせ近くにあるだろう」と考えて自分で周辺を探してボタンを発見、作業を継続するでしょう。しかし、ロボットにはまだそこまでの柔軟性がありません。

将来的にロボットが多少のインターフェースの変更があった場合でも臨機応変に対応できるようになるかというと、かなり難しいと思います。ボタン配置やインターフェースの変更は、パターン化して予測できるものではないと考えるからです。

そして、画面のインターフェースの変更など、現在のクラウドソフトが中心の世界では当たり前のように起こります

皆様も普段使っているクラウド系のソフトで経験があると思いますが、ソフトのヘルプや説明書を見ていると、一昔前のインターフェースになっていてあまり参考にならなかったorわかりにくかったという経験がありませんか?

オンプレミス型のソフトウェアだと、画面のインターフェースの変更などのマイナーアップデートをするだけでも結構面倒くさい作業が必要で、ユーザー側がソフトウェアの仕様変更のためのファイルをダウンロードの上、インストールするなどの対応が必要です。

しかし、現代のクラウドソフトウェアはそんなことはなく、ソフトウェアの提供側がサーバー上で勝手にマイナーアップデートをすればOKです。

このように、簡単に画面のインターフェースの変更が可能な時代ですから、すぐに画面が変わってしまいRPAは止まってしまうということがあります。もちろん、この場合でもロボットのメンテナンスをすれば使えるわけですが、その都度メンテナンスしていては面倒です。

仕様が変わりやすいクラウド時代にRPAはあっていないので、RPAにはあまり明るい未来はないと思っています。

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著者:税理士 鈴木 康寛

マイクロクラウド会計事務所所長似顔絵

大手監査法人在籍中に上場準備企業に出向して上場準備業務に従事、上場に成功。その後、上場企業の財務経理部門を経て独立開業する。自らもマイクロ法人を設立した経験を活かし『全ての人にマイクロ法人を』をモットーにマイクロ法人の素晴らしさを啓蒙中。

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