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電子納税のススメ
電子納税とは
電子納税とは オンラインで税金を納付することです 。電子納税を使わない場合、納付書を金融機関に持って行って窓口で並んで納付しなければなりません。この場合少なくとも15分、金融機関が混んでいれば30分も待たないといけません。
電子納税は待ち時間がなく便利な方法ですが、いくつかの方法があるのでどれを採用していいかわからない方も多いのではないでしょうか。本記事ではそれぞれの電子納税のメリットデメリットを解説します。
オンラインの納付は主にクレジットカードとペイジーの納付に分けられます。
ペイジーでの納付は更にダイレクト納付(税金の口座引き落としのこと)とインターネットバンキング(インターネットバンキングか専用アプリから税金を振り込む)に分けられます
それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです
各納付方法のメリットデメリット
クレジットカード納付のメリット
特別な準備が不要ですぐに電子納税ができる
クレジットカード納付のデメリット
1 納付額の約0.8%の納付手数料がかかる。このためクレジットカードのポイント還元率が1%ぐらいないとマイナスになってしまう。
2 住民税の納付は完全にオンラインで対応できるわけではなく、いったん自治体から納付書を送ってもらい専用のページでクレジットカード納付をするという手間が必要。
ダイレクト納付のメリット
1 納付手数料がかからない
2 銀行とインターネットバンキングの契約をしないで利用することができる。
ダイレクト納付のデメリット
1 開始するために届出書の提出が必要になる
2 ダイレクト納付に対応している金融機関に口座を作らなければならない。店舗型の金融機関でないと対応できない。ネット系銀行はPaypay銀行含めて未対応(2022年5月時点)。
インターネットバンキングのメリット
1 納付手数料がかからない
2 特別な準備が不要ですぐに電子納税ができる
インターネットバンキングのデメリット
1 銀行とインターネットバンキング契約を結ばなければならない。ほとんどの金融機関でインターネットバンキングは月額3千円程度の手数料が発生する。ネット系の銀行はインターネットバンキング利用手数料は発生しないがペイジーに対応していないところがほとんど(PayPay銀行を除く)
2 ペイジーに対応している金融機関に口座を作らなければならない
まとめ
以上をまとめると以下の表のようになります。
クレジットカード | ダイレクト納付 | インターネットバンキング | |
開始の楽さ | 〇 | × | 〇 |
納付手数料 | ×(約0.8%) | 〇(なし) | 〇(なし) |
インターネットバンキング使用料の有無 | 〇(なし) | 〇(なし) | ×(毎月3千円程度) |
店舗型金融機関の口座が必要か | 〇(不要) | ×(必要) | △(原則必要だがPaypay銀行ならOK) |
法人のクレジットカードで1%のポイント還元率を持つものは少ないので現実的にはクレジットカードで納付すると損になることが多いと思われます。
またクレジットカード納付では完全にオンラインで完結させることが難しいので中途半端な電子納税になる可能性があります。
そのため最終的にはダイレクト納付かインターネットバンキングを使った納付のどちらかになると思われます。
導入は大変ですが1回導入してしまえば後が楽でコストも安いダイレクト納付がいいでしょう。
あるいはインターネットバンキング利用料がかからない金融機関で、かつペイジーに対応している金融機関であれば 、インターネットバンキングでの納付もいいでしょう。
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